利用目的別評価

学生ローンの主な使用例は、学費や旅行、家賃や公共料金の支払い、携帯電話の支払い等、様々な目的で利用されている。
上記のような目的で学生ローンを利用する事は、理にかなっている。
旅行は別問題だが、他は例え今回学生ローンで借りなかったとしても、いずれは払わなければならないものだからである。
水道・ガス・電気、これらをもし長期にわたって未払いとした場合、当然いずれは止められてしまうだろう。
水道は命に関わる問題なのでそう簡単には止まらないが、半年も未払いが続けばいつかは止まる。
学生ローンは何かと批判の的となる事が多いが、このような現状を鑑みれば何でもかんでも悪いとは一概に言える事ではないと言えよう。

●批判の対象となるケース
学生ローンが批判の対象となるケースは、マルチ商法など投資目的による借り入れが多発し、社会問題となった時である。
当然、学生ローンも警戒し、注意を呼び掛けてはいるがなかなか聞き入れられる事は少なく、結局被害を受けてしまうパターンが多い。
消費者センターや大学側でもこれらの事実を問題視しており、警鐘を鳴らすが一向に被害の減少には至らず、何を言っても豚の耳に念仏状態だ。
消消費者センターや大学側の注意喚起にも応じないのだから、いくら学生ローンが気張ったところで効果はない。
このような状態で学生ローンが批判の対象となるのは理にかなっておらず、気の毒としか言いようがないのである。

●健全な目的であれば・・
では、利用の目的が健全な目的であった場合、世間はどう評価するのかが気になるところだ。
これはさすがに意見がわかれるところだが、「やむをえない」と評価する声はそれでもまだ少ない方だろう。
ただ、さすがに学生の親などによるクレームの類は大きく減少するのも事実だ。
学費は本来、親が面倒みるべきものであるし、もし支払いができなければ退学の事態さえ避けられない。
家賃は払わなければ追い出されるだろうし、場合によっては裁判ざたにさえなりかねない。
このような厳しい事態を学生ローンで資金を用立てる事によって免れる事ができたのだから、批判されるような事は全くないのである。

よって、学生ローンとしてもマルチ商法などで群がってくるお客はあまり歓迎という姿勢はとっておらず、学費や家賃、公共料金の支払いといった目的を歓迎するのである。
ちょっと裏ワザになってしまうかもしれないが、どうしても審査を通したければ、使用目的を学生ローンが歓迎するもので書いてしまえば審査が通り易いという事でもある。
これはあまり使ってほしくない手だが、どうしても借りなければならない事情がある場合は参考になるかもしれない。